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買う・借りる 長浜 約17分で読む

長浜の中古マンション相場と賢い買い方ガイド

滋賀県北部の中心都市である長浜市は、JR長浜駅を軸に暮らしやすさと落ち着きが両立するエリアです。ただ、中古マンションとなると売出物件の数が限られます。価格が適正なのか、築年数の古い建物で大丈夫なのかと迷う方は少なくありません。結論から言えば、長浜市の中古マンション選びは「駅からの距離」「専有面積と間取り」「管理と修繕積立金の状態」の3点で判断すると、価格の妥当性が見えてきます。この記事では、エリア別・価格帯別の物件傾向、相場の考え方、購入の流れ、メリットとデメリットまでを順にたどります。読み終えるころには、次に確認すべきことがはっきりします。

長浜の中古マンション相場と賢い買い方ガイド

長浜市における中古マンション購入

長浜市の中古マンションは、売主の希望価格ではなく成約価格を基準に、管理と修繕の状態を見て選ぶのが近道です。

長浜市の中古マンション市場の現状

長浜市で中古マンションを探し始めると、まず気づくのが「そもそも売り物件が少ない」という現実です。市内の分譲マンションはJR長浜駅周辺と、その周縁部に集中しています。戸建てが住まいの中心という土地柄もあって、同時期に売りに出る区分所有の住戸は限られます。希望の間取りが出るまで数か月待つ、というのも珍しい話ではありません。

では価格はどう動いているのか。長浜市単独の公的な統計は公表されていないため、滋賀県を含む近畿圏の数字を手がかりにします。近畿圏不動産流通機構がまとめた2026年1〜3月期の中古マンション成約価格は3,206万円で、前年同期比プラス1.8%。成約㎡単価は47.31万円/㎡となり、24期連続で上昇しました[出典1]。一方で成約件数は5,469件、前年同期比マイナス0.3%と10期ぶりの減少[出典1]。

ここで注目したいのが、売出価格との差です。同じ期の新規登録価格は3,630万円で前年同期比プラス20.8%、在庫価格も3,481万円で同プラス20.5%と大きく伸びました[出典1]。実際に売れた価格が2%弱しか上がっていないのに、売り出される価格は2割上がっている。売主側の期待値が先行して、買主の実勢とのすき間が広がっている状態です。

もっとも、これは近畿圏全体の平均です。長浜市の個別物件の値動きがそのまま連動するわけではありません。ただ、掲載されている価格をそのまま相場だと思い込むと高値づかみになりやすい。この構図は地方都市でも同じように起こります。表示価格はあくまで出発点。2026年の長浜市では、その見方が特に効いてきます。近畿圏の成約物件の平均築年数は28年台で、築年数の経った住戸が主役になっている点も長浜市の売出傾向と重なります[出典1]。

2026年の購入におけるポイント

2026年に長浜市で中古マンションを買うなら、押さえどころは3つに絞れます。資金計画、管理状態、そして価格交渉の材料集めです。

資金計画から見ていきましょう。住宅金融支援機構の【フラット35】は、2026年7月資金受取分で融資率9割以下の最も多い金利が年3.140%、9割超だと年3.250%です[出典2]。頭金を1割入れられるかどうかで適用金利が変わる仕組みで、借入期間20年以下の【フラット20】なら9割以下は年2.820%[出典2]。長浜市の物件価格帯であれば、返済期間を短めに設定しても月々の負担が現実的な範囲に収まるケースがあります。金利は毎月見直されるため、検討時点の数字を必ず確認してください。

2つ目は管理状態です。築年数だけで良し悪しを判断するのは、正直もったいない見方だと思います。同じ築30年でも、住み始めてからの負担はまるで違ってきます。外壁や給排水管の修繕履歴が残っていて修繕積立金に十分な残高がある建物と、積立金が不足していて近く値上げや一時金徴収が予定されている建物。修繕直後だから安心、という単純な話でもありません。重要事項調査報告書や長期修繕計画で、残高・値上げ予定・一時金の有無を確認する。ここが不安の大半を解消してくれます。

確認する項目

見るポイント

修繕積立金

戸あたり残高と月額、値上げ予定の有無

長期修繕計画

次の大規模修繕の時期と想定費用

管理費の滞納

滞納額が積立金を圧迫していないか

管理形態

全部委託か自主管理か、総会の開催状況

3つ目の交渉材料は、公的なデータで裏を取ることです。一般の方でも、国土交通省の不動産情報ライブラリやREINS Market Informationで、中古マンションの取引価格・成約価格を調べられます。売出価格が先行しやすい局面だからこそ、近隣で実際にいくらで成約したかを知っているかどうかが、そのまま交渉力の差になります。

なお税制面では、住宅ローン減税の対象が令和8年(2026年)1月1日から令和12年12月31日までの入居分へ延長されました。関連法の成立は令和8年3月31日。中古住宅も対象となり、住宅の省エネ性能や世帯要件によって借入限度額と控除期間が変わる仕組みです。適用要件は細かいので、契約前に国税庁の情報や税務署で確認しておきましょう。

長浜市の中古マンション物件一覧

長浜市の中古マンションは供給が限られるため、駅からの距離・価格帯・間取りの3軸で候補を絞り込むのが近道です。

長浜市で売り出されている中古マンションは、市内全域に均等に散らばっているわけではありません。まとまった棟数があるのはJR長浜駅を中心とした市街地で、そこから離れると分譲マンション自体が少なくなります。この章では、どのエリアにどんな物件が出やすいのか、価格帯ごとにどんな住まいが手に入るのかを整理していきましょう。

エリア別の物件情報

長浜市の分譲マンションは、大きく3つのエリアに分けて考えると探しやすくなります。

エリア

特徴

向いている方

長浜駅周辺(元浜町・朝日町・大宮町など)

徒歩圏に商業施設と市役所、JR北陸本線が使える

通勤・通学で電車を使う方、車を1台に減らしたい方

市街地の外周部(八幡東町・平方町など)

駅からはバスや自転車、駐車場に余裕がある傾向

車移動が中心のファミリー層

旧町域(虎姫・高月・木之本方面)

分譲マンションの棟数がごく少なく、戸建てが中心

マンションにこだわらず住まいを探せる方

現実的に「選べる」のは駅周辺のエリアです。長浜駅からは新快速が使え、京都・大阪方面への通勤圏として住まいを探す方も少なくありません。駅徒歩10分前後の物件は、売りに出ると比較的早く問い合わせが入る傾向があります。

一方で、外周部の物件には駅前にはない良さがあります。敷地に余裕があるぶん来客用駐車場が確保されていたり、専有面積が広めに取られていたり。小学校や大型のスーパーが近い立地も多く、子育て世帯には使い勝手がいい場所です。

注意したいのは、エリアを絞りすぎると候補がゼロになりやすい点。長浜市内で流通する中古マンションの数は、そもそも限られています。「長浜駅徒歩5分以内、3LDK、1,000万円以下」といった条件を全部満たす物件を待ち続けると、何か月も動けません。譲れない条件を1つか2つに絞り、あとは幅を持たせておく。それがいい出会いを逃さないコツです。

価格帯別の物件情報

前述の通り、長浜市の中古マンションは近畿圏全体の相場と比べるとかなり手が届きやすい水準です。実際の売り出し価格帯を見ると、1,000万円前後から2,000万円台までが主戦場になっています。

価格帯ごとの傾向を、おおまかにまとめてみましょう。

価格帯

出やすい物件の傾向

1,000万円未満

築40年前後の物件が中心。専有面積は50〜60㎡台が多く、単身・シニアの住み替えや、リフォーム前提で買う方に検討されています。

1,000万〜1,500万円

長浜市でもっとも物件数が多い帯。3LDK前後で、水回りだけリフォーム済みという物件も見かけます。

1,500万〜2,500万円

築20〜30年台で、フルリノベーション済みや専有面積の広い4LDKなど。新築より抑えつつ設備の新しさを求める方の選択肢です。

ここで見落とされがちなのが、毎月の管理費・修繕積立金です。物件価格が安くても、両方合わせて月2万円前後かかるケースはめずらしくありません。35年で計算すると総額は数百万円規模。「本体価格+ローン利息+管理費・修繕積立金」を合算して比べないと、割安に見えた物件が実は割高だった、ということが起こります。

住宅ローン金利も判断材料の一つです。先に触れたとおり【フラット35】は融資率9割以下と9割超で金利区分が分かれるため、頭金を1割入れられるかどうかが総支払額に効いてきます[出典2]。物件価格帯を決める段階で、自己資金をどう配分するかまで一緒に考えておくと迷いが減ります。

人気物件の特徴

問い合わせが集まりやすい物件には、はっきりした共通点があります。長浜市で実際に動きが早いのは、次のような条件を備えた物件です。

  • 長浜駅から徒歩圏で、雨の日でも駅まで歩ける距離にある
  • 専有面積が65㎡以上あり、3LDK以上の間取りが取れている
  • 水回りを中心にリフォーム済み、または引き渡し前にリフォームが入る予定
  • 総戸数がある程度あり、管理組合の活動と修繕の記録が残っている
  • 駐車場が敷地内に確保でき、空き区画がある

意外に思われるかもしれませんが、決め手になるのは築年数よりも「管理の状態」です。近畿圏で2026年1〜3月期に成約した中古マンションの平均築年数は28.05年でした[出典1]。築30年近い物件が普通に売買されているわけで、築年数そのものが敬遠される理由にはなっていません。エントランスや駐輪場が整っているか、長期修繕計画が更新されているか。そうした部分が価格と売れ行きに効いてきます。

リフォーム済み物件の人気も根強いものがあります。購入後すぐ住めるうえ、リフォーム費用をローンに含めやすいという実務上の利点もあります。ただし、内装がきれいでも給排水管など見えない部分の更新までは済んでいない場合があります。どこまで手を入れたのか、工事の範囲を書面で確認しておきましょう。

もう一つ、駐車場は長浜市では想像以上に重視されるポイントです。車が生活の前提になる地域なので、2台目が敷地内に停められるかどうかで評価が変わります。空き区画の有無と月額は、内見の申し込み時に聞いておくと後の判断が早くなります。

長浜市の中古マンションの価格相場

長浜市の中古マンション相場は、売出価格ではなく実際の成約水準を基準に、駅距離と管理状態で読み解くのが近道です。

物件そのものの顔ぶれをつかんだところで、次に気になるのが「この価格は妥当なのか」という点かと思います。長浜市はマンションの絶対数が少なく、市単独の公的な平均価格が定期的に公表されているわけではありません。そのため、近畿圏全体の統計を土台に置きつつ、物件ごとの条件で上下を読む、という順序で考えていくと迷いにくくなります。

エリアごとの価格相場

長浜市内の中古マンションは、JR北陸本線の長浜駅周辺と、そこから少し離れた住宅地とで性格がはっきり分かれます。駅前のマンションは通勤・通学のしやすさ、買い物のしやすさが価格に反映されやすく、同じ築年数・同じ広さでも郊外側より強めの値付けになりやすい傾向。一方で、駅から離れた立地は面積のわりに価格が抑えられています。車移動が前提の暮らしをしている方には、こちらのほうが割安に映ります。

客観的な物差しとしては、前述の近畿圏の成約価格・成約㎡単価が参考になります。ただしこれは大阪市や神戸市などの都市部を含んだ平均で、長浜市の水準がそのまま同じになるわけではありません。市場規模が小さい地域ほど、平均値よりも「その物件が今いくらで売れているか」の個別性が効いてきます。エリアごとの相場は、平均を出発点にして駅距離で振れ幅を補正する、という二段構えで読むのが現実的です。

エリア差を自分で確かめたい方には、国土交通省の不動産情報ライブラリが使いやすい選択肢です。中古マンション等の成約価格情報を地域を絞って検索でき、地価公示の数値もあわせて見られます。長浜駅周辺と郊外の団地型マンションを並べて比べると、駅距離がどれくらい価格に効いているのかが数字で見えてきます。

過去数年の価格推移

長浜市を含む近畿圏の中古マンション相場は、上昇基調が長く続いています。近畿圏の成約㎡単価は2026年1〜3月期時点で24期連続の上昇、成約価格も3期連続で上がっています[出典1]。年単位でじわじわ切り上がってきた、というイメージです。

ここで見落とせないのが、売出側の数字の動きです。先ほど触れたとおり、新規登録価格や在庫価格といった売り出し時の希望価格は前年から大きく跳ね上がりました。それに対し、実際に成約した価格の伸びはプラス1.8%どまり[出典1]。売主が期待する値段と、買主が納得して契約に至る値段の差が広がっている状況です。推移を追うときは、この二つの線が同じ角度で動いていない点をまず見てください。

これは長浜市の物件を見るときにも効いてくる話。掲載されている売出価格をそのまま相場と受け取ると、実勢より高い基準で予算を組んでしまいかねません。売出価格はあくまで出発点、と考えておくと落ち着いて判断できます。長く売れ残っている物件ほど価格改定の余地が残っていることもあり、掲載期間の長さは一つの手がかりになります。

なお、公的指標である国土交通省の不動産価格指数は、2026年7月時点で公表されている最新分が令和7年12月分(2026年3月31日公表)です。全国平均の指数と、長浜市内の個別物件の値動きは一致しません。あくまで大きな流れを見る道具として使ってください。

価格に影響を与える要因

同じ長浜市内でも、価格差を生む要素はいくつかに整理できます。

要因

価格への効き方

駅からの距離

長浜駅徒歩圏は評価されやすく、バス・車前提の立地は抑えめ

専有面積・間取り

3LDK以上のファミリー向けは総額が上がる一方、㎡単価は割安になることも

管理状態・修繕積立金

積立金の残高不足や値上げ予定、一時金の徴収予定はマイナス材料

リフォームの有無

水回り交換済みは加点。ただし工事費が価格に上乗せされている点は要確認

耐震性能・構造

新耐震かどうか、耐震基準適合証明が取れるかで住宅ローン減税の可否にも影響

築年数は分かりやすい指標ですが、それだけで価値を決めつけるのは早計です。近畿圏で成約した中古マンションの平均築年数は28.05年[出典1]。築30年前後でも普通に取引されています。経過年数そのものより、長期修繕計画が更新されているか、過去の修繕がどう実施されてきたか、積立金が計画どおり貯まっているか。この三点のほうが価格を左右します。いずれも管理組合の議事録や重要事項調査報告書で確認できる部分です。

もう一つ、2026年の相場感を左右するのが金利です。前述のとおり【フラット35】は融資率9割以下と9割超で適用金利が分かれる設計になっており、頭金を1割入れられるかどうかが総支払額に直結します[出典2]。割安な物件かどうかは、価格表の数字だけでなく、金利まで含めた総返済額に置き換えて判断してみましょう。

長浜市の中古マンション購入の流れ

資金計画と管理状況の確認を先に済ませ、見学と契約で修繕・積立金を検証する順番が安心です。

相場感がつかめたら、次は実際に動く順番の話です。中古マンションは売主が個人であることが多く、良い物件ほど検討から契約まで数週間で決まることも珍しくありません。段取りを知っているかどうかで、選べる物件の幅が変わってきます。

購入前の準備

最初にやるべきは、物件探しではなく資金の枠決めです。借りられる額と、無理なく返せる額は違います。長浜市の中古マンションは価格帯が抑えめな物件も出ますが、管理費と修繕積立金が毎月上乗せされる点を忘れずに計算しておきたいところ。仮に管理費・修繕積立金で月2万円かかるなら、その分だけ住宅ローンの返済に回せる額が減ります。

金利の目安も見ておきましょう。前述の通り、全期間固定型の【フラット35】では融資率が9割を超えるかどうかで適用金利に差がつきます。つまり、頭金を1割用意できるかどうかが返済額を左右するため、自己資金の配分は物件探しより先に決めておくと有利に働きます。返済期間を20年以下に短縮できる方は、より低い金利が適用される【フラット20】も選択肢に入れてみてください。

準備段階で用意しておきたいものを整理します。

  • 世帯の年収がわかる書類(源泉徴収票や確定申告書の控え)
  • 現在の借入状況の一覧(車のローンや教育ローンも含む)
  • 毎月の生活費と、住宅にかけられる上限額のメモ
  • 諸費用として動かせる現金の額

諸費用には仲介手数料、登記費用、火災保険料、固定資産税の精算金などが含まれます。金額は物件価格や条件で変わるため、気になる物件が出た時点で不動産会社に概算を出してもらうのが確実です。事前審査を通しておくと、売主との交渉でも話が進みやすくなります。

物件見学のポイント

見学で見るべきは、室内よりもむしろ共用部と書類です。リフォーム済みの内装はきれいで当然。判断が分かれるのは、建物全体の管理状態のほうです。

現地では次のあたりを意識して歩いてみましょう。

  • エントランスや廊下、ゴミ置き場が清掃されているか
  • 自転車置き場に放置自転車が積み上がっていないか
  • 外壁のひび割れや鉄部のサビが放置されていないか
  • 掲示板に何が貼られているか(総会の案内、工事の告知、管理費滞納への注意喚起など)

掲示板は住民の空気が出やすい場所です。滞納への督促が繰り返し貼られているようなら、修繕計画の実行力にも影響が出ます。

書類のほうは、不動産会社を通じて管理会社に「重要事項調査報告書」を取り寄せてもらえます。ここで確認したいのは、修繕積立金の総額(残高)、滞納の有無、値上げの予定、一時金徴収の計画、長期修繕計画の内容です。大規模修繕が終わったばかりでも、積立金が底をついていれば次の工事で一時金を求められる可能性があります。逆に、修繕前でも計画と残高がしっかりしている物件は不安が少ない。築年数だけで判断せず、この4点セットで見比べるのが実用的です。

長浜市内はJR北陸本線の駅から歩ける立地の物件も見つかります。見学は平日と休日、できれば夜間も含めて足を運ぶと、周辺の様子や駐車のしやすさまで見えてきます。

契約時の注意点

申込みから契約までは、思ったより短い期間で進みます。落ち着いて確認するために、押さえどころを絞っておきましょう。

契約前には宅地建物取引士から重要事項の説明を受けます。専有部分の面積、管理規約の内容、ペットや楽器の可否、駐車場の空き状況と使用料、リフォームの制限などがここで示されます。マンションの床面積は、パンフレットに載る壁芯面積と登記事項証明書の面積が一致しません。住宅ローン控除の床面積要件は登記事項証明書の面積で判断されるため、40㎡台や50㎡前後のコンパクトな住戸を検討している方は、契約前に登記上の数字を確認しておくと安心です。

契約書で必ず目を通したい条項を挙げます。

確認項目

見るポイント

手付金

金額と、手付解除ができる期限

住宅ローン特約

審査に通らなかった場合の白紙解除の期限と条件

契約不適合責任

売主が個人の場合の責任範囲と期間

引渡し日

現在の入居状況、鍵の受け渡し時期

管理費等の精算

引渡し日を境にした日割り計算の扱い

住宅ローン特約の期限は特に見落としやすい部分です。期限を過ぎてから否決されると、手付金が戻らない事態もあり得ます。審査に必要な日数を不動産会社に確認し、余裕を持った日付にしてもらいましょう。

住宅ローン控除を使う予定なら、控除の適用要件も契約前に整理しておくのがおすすめです。制度は改正されることがあるため、最新の内容は国土交通省や国税庁の公式情報で確かめてください。

長浜市の中古マンションのメリットとデメリット

長浜市の中古マンションは価格と管理の手軽さが魅力。修繕積立金の残高と長期修繕計画を必ず確認しましょう。

契約の段取りが見えてくると、次に気になるのは「そもそも中古マンションで良いのだろうか」という根本の部分ではないでしょうか。戸建てとも新築とも違う、この選択肢ならではの良さと弱点を、正直に並べていきます。

中古マンションのメリット

いちばん大きいのは、やはり価格です。前述の通り近畿圏の相場は決して安くありませんが、長浜市はその平均より手が届きやすい価格帯の物件が中心で、同じ予算でも駅に近い立地や広めの間取りを狙いやすくなります。新築の分譲マンションが限られる長浜市では、駅前や市街地に住みたい場合、選択肢が中古中心になるという事情もあります。

住まいの維持がラクになる点も見逃せません。戸建てなら屋根や外壁の塗り替えを自分で手配しますが、マンションは管理組合が計画的に進めてくれます。雪の多い湖北エリアでは、共用部の除雪や敷地の管理を任せられることを心強く感じる方も少なくありません。

  • 建物が既に建っているため、日当たり・眺望・騒音・周辺の様子を自分の目で確かめてから決められる
  • 管理費や修繕積立金の実額、居住者の年齢層、掲示板の様子など、暮らしの実態が事前に分かる
  • 予算に余裕が生まれる分をリフォーム費用に回し、水回りや内装を好みに合わせやすい
  • オートロックや宅配ボックスなど、共用設備を戸建てより低い負担で使える

住宅ローンの面でも中古は不利とは限りません。先ほど触れたとおり【フラット35】は融資率9割以下と9割超で適用金利が変わる仕組みで、頭金を1割用意できるかどうかが分かれ目になります。購入価格を抑えられる中古は、この条件をクリアしやすい面があります。

中古マンションのデメリット

一方で、築年数が進んだ建物ならではの負担があります。近畿圏の成約物件の平均築年数はおよそ28年、在庫物件では30年前後という水準で、築30年前後の物件が市場の主役という構図。長浜市の売出物件も、築30年を超えるものが珍しくありません。

気になる点

具体的に起きること

修繕費の負担

大規模修繕に合わせて修繕積立金が値上げされたり、一時金を求められる場合がある

設備の古さ

給排水管や電気容量、断熱性能が現在の基準に届かないことがある

ローン期間の制約

建物の状態や金融機関の判断により、借入期間が短くなる場合がある

管理の当たり外れ

管理組合の運営状況によって、建物の傷み方に差が出る

「築30年だから価値はほぼゼロ」と語られることもありますが、これは正確ではありません。鉄筋コンクリート造の分譲マンションの寿命は、構造そのものよりも管理状態・修繕履歴・耐震性能・立地に大きく左右されます。丁寧に手入れされてきた築35年の物件が、放置された築20年より快適というケースは実際にあります。

売り出す側の強気も、いまの市場の悩みどころ。前述の通り、近畿圏では新規登録価格の伸びが成約価格の伸びを大きく上回り、売主の希望価格と成約価格の開きが広がっています。だからこそ、売出価格をそのまま相場と受け取らない冷静さが要ります。

購入時のリスクと対策

リスクは、確認する順番を決めておけばかなり減らせます。長浜市の中古マンションを検討する際、内見の前後で押さえたい項目を挙げます。

  • 修繕積立金の残高と滞納状況:総戸数に対して積立金がいくら貯まっているか、滞納世帯がどの程度あるかを重要事項調査報告書で確認する
  • 長期修繕計画の中身:次の大規模修繕の時期、値上げ予定、一時金徴収の有無。修繕直後でも残高が乏しければ将来の負担は残る
  • 管理組合の議事録:漏水や騒音のトラブル、理事会の出席率など、パンフレットに出ない情報が読み取れる
  • 耐震性能の裏付け:1981年6月以降の新耐震基準かどうか、耐震基準適合証明書や既存住宅売買瑕疵担保責任保険の有無
  • 専有部分の配管更新:床下や壁内の給排水管が交換済みかどうかで、入居後の出費が変わる

「修繕直後の物件なら安心」と単純に判断しないでください。判断材料は工事の実施時期ではなく、積立金の残高・値上げ予定・一時金の有無・計画の実現性の四つ。この四つが揃って健全なら、築年数がある程度進んでいても安心して住み続けられます。

資金面の備えも忘れずに。購入直後にリフォームを予定しているなら、その費用と当面の修繕積立金の値上がり分を見込んだ資金計画にしておくと安全です。住宅ローン控除は令和8年1月1日から令和12年12月31日までの入居が対象で、控除率0.7%、既存住宅で省エネ基準に適合しないその他住宅の場合は借入限度額2,000万円・控除期間10年という区分になっています。マンションの床面積は登記事項証明書の専有部分で判定されるため、販売資料の面積とわずかに違う点にご注意ください。制度の詳細は改正される場合がありますので、契約前に国税庁や国土交通省の最新の案内で確認しておくと安心です。

まとめ

予算を抑えて長浜市にマイホームを持ちたいファミリー層や、管理の手間が少ない住まいを探している単身・シニアの方には、中古マンションは現実的な選択肢です。押さえておきたい要点は3つ。売出価格と実際に成約する価格には開きが出やすいこと、築年数だけでなく管理状態と修繕積立金の残高・値上げ予定を見ること、そして頭金の有無で住宅ローンの条件が変わることです。長浜市は売出物件そのものが多くないため、気になる物件が出たときに動ける準備をしておくかどうかが結果を分けます。個別の物件相場や資金計画の見通しについては、お気軽にお問い合わせください。ご希望の条件に合わせてご案内します。

※掲載内容は執筆時点の情報です。最新情報は各自治体・関係機関の公式ホームページをご確認ください。 


出典

  1. [出典1] 市況トレンド全編 — https://www.kinkireins.or.jp/webkanri/kanri/wp-content/uploads/2026/04/5dfe1c455238abe16eb3b333c574a804.pdf
  2. [出典2]

最新の金利情報:長期固定住宅ローン【フラット35】 — https://www.simulation.jhf.go.jp/flat35/kinri/index.php/rates/top


FAQ

よくある質問

長浜市の中古マンションの価格相場はどのくらいですか?

長浜市単独の公的な相場統計は公表されていないため、まずは広域の指標を目安にするのが現実的です。近畿圏全体では2026年1〜3月期の中古マンション成約価格が3,206万円、成約㎡単価が47.31万円/㎡でした[出典1]。長浜市はこの水準より抑えめの価格帯で売り出される物件が中心ですが、実際の相場は駅からの距離・専有面積・築年数・管理状態で大きく変わります。個別物件は国土交通省の不動産情報ライブラリなどで近隣の成約価格を確かめると、感覚のずれを防げます。


売り出し価格と実際に成約する価格には差がありますか?

2026年前半は、その差が広がっている点に注意が必要です。近畿圏の2026年1〜3月期は、新規登録(売り出し)価格が3,630万円で前年同期比プラス20.8%と急伸した一方、成約価格は3,206万円でプラス1.8%にとどまりました[出典1]。売主の希望価格がそのまま成約水準とは言えない局面ですので、売り出し価格を基準に判断せず、近隣の成約事例と照らして検討してみましょう。


築年数の古い中古マンションは買っても大丈夫でしょうか?

築年数だけで良い悪いを決めるのは避けたいところです。建物の状態は構造や管理体制、修繕の履歴、耐震性能、立地によって差が出ます。確認したいのは、修繕積立金の残高、値上げや一時金の予定、長期修繕計画の中身、直近の大規模修繕の内容といった具体的な資料です。参考までに、近畿圏の2026年1〜3月期の成約物件の平均築年数は28.05年で、築20〜30年台の取引は珍しくありません[出典1]。


中古マンションでも住宅ローン減税は使えますか?

既存住宅も対象で、2026年(令和8年)1月1日から令和12年12月31日までの入居分について適用期限が5年延長されました。控除率は0.7%で、既存住宅の借入限度額は省エネ基準適合住宅で2,000万円(子育て世帯等は3,000万円)・控除期間13年、その他の住宅は2,000万円・10年が目安です。所得要件は2,000万円以下、床面積は原則40㎡以上(所得1,000万円超の方などは50㎡以上)とされています。制度は改正される場合があるため、適用要件の詳細は国税庁や国土交通省の最新の案内でご確認ください。


2026年7月時点の住宅ローン金利はどのくらいですか?

全期間固定の【フラット35】(借入期間21年以上35年以下・新機構団信付)は、融資率9割以下で最も多い金利が年3.140%、融資率9割超では年3.250%です[出典2]。借入期間20年以下の【フラット20】は9割以下で年2.820%が最も多い金利となっています[出典2]。頭金を1割用意できるかで適用金利が変わる仕組みですので、資金計画の段階で意識しておくと差が出ます。金利は毎月見直されるため、申込前に最新の数値をご確認ください。


SUPERVISOR

この記事の監修者

奥田 伸之の顔写真

奥田 伸之 (オクダ ノブユキ)

  • 業界経験20年
  • 宅地建物取引士
  • 賃貸不動産経営管理士
「不動産歴20年!!豊富な知識でお客様の希望にピタッとくる物件紹介しますよ!」

担当業務:賃貸仲介、賃貸管理、マンション管理、売買仲介、不動産買取・仕入れ、法人対応、リフォーム、リノベーション

性別
男性
年齢
40代
出身地
滋賀県米原市
業界経験
20年
国家資格
宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士
その他資格
少額短期保険募集人、損害保険募集人
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ピタットハウス長浜店

営業時間
10:00 〜 18:00
定休日
毎週水曜日・第2、第4火曜日
所在地
滋賀県長浜市八幡中山町982
アクセス
長浜駅から車で3分(駅までお迎えに上がります)
免許番号
滋賀県知事(2)第3589号
所属団体
(公社)全日本不動産協会
電話で相談(0749-63-3123)