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長浜市の子育て支援・保育園事情まとめ|子育て世帯の住まい選び

琵琶湖の北に広がる長浜市は、歴史ある街並みと自然の近さで移住先として名前が挙がるまちです。とはいえ気になるのは、実際に暮らしたときの子育てのしやすさだと思います。長浜市は、子育てに関する費用負担を軽減する制度や支援が充実している自治体です。 高校生世代まで医療費が無料、3〜5歳児の保育料も無料、市立小学校の給食費は無償。一方で0〜2歳児の入所は希望者が多く、利用調整が厳しい状況であり、令和8年4月1日時点の待機児童は12人でした。この記事では健診や予防接種、地域子育て支援センター、手当・助成制度、相談窓口までまとめ、共働きで住み替えを考える方の判断材料をお届けします。

長浜市の子育て支援・保育園事情まとめ|子育て世帯の住まい選び

長浜市の子育て支援の概要

妊娠期の給付から高校生世代の医療費無料まで、長浜市は費用面の支えが途切れにくいまちです。

子育て支援の目的と重要性

子育て支援と聞くと「制度が多くてよくわからない」と感じる方も多いはずです。ざっくり言えば、お金の負担を軽くする仕組みと、親が孤立しないよう人がそばにいる仕組み、この2本立てだと考えるとすっきりします。

移住や住み替えを考えるとき、家賃や住宅ローンの額はすぐ比較できます。見落としやすいのが、そのあとに毎月かかる子ども関連の出費です。医療費、保育料、給食費、放課後の預け先。どれも自治体ごとに負担額が違い、積み重なると年間で数万円から十数万円の差になります。同じ間取り・同じ価格帯の家でも、住む市が変われば手元に残るお金が変わる、というわけです。

長浜市の場合、この負担軽減がかなりはっきりしています。子ども医療費助成は令和6年4月1日から高校生世代まで対象が広がりました。保険が適用される入院・通院・歯科・薬・訪問看護などは、窓口負担が無料です[出典1][出典6]。市立小学校の給食費も、令和8年度は国の小学校給食費負担軽減制度を使って無償化されており、保護者側の手続きは不要です[出典8]。

もうひとつの柱が、人とのつながりです。転入したばかりの家庭は、頼れる親族が近くにいないことも珍しくありません。産後に体調を崩したとき、上の子の行事と下の子の通院が重なったとき、誰に相談すればいいのか迷ってしまいます。ここで効いてくるのが、健診や予防接種の場、そして地域子育て支援センターのような日常的に立ち寄れる場所。制度の手厚さと、相談できる相手の近さ。両方が揃って初めて「共働きを続けながら子育てできる」という実感につながります。

長浜市の子育て支援の特徴

長浜市の支援は、妊娠がわかった日から高校生世代まで、途切れにくい形で並んでいるのが特徴です。順に見ていきましょう。

まとまった現金給付としては、令和7年4月に始まった妊婦のための支援給付があります。妊娠届出時の面談後に妊婦1人あたり5万円、出生後の面談を経てお子さま1人あたり5万円という組み立てです[出典7]。

保育にかかる費用も抑えめです。3〜5歳児の保育料は無料、0〜2歳児は父母の市民税額で階層が決まり、住民税非課税世帯は無料になります[出典3]。きょうだいがいる家庭には第2子半額・第3子以降無料という扱いがあり、0〜2歳児は給食費が保育料に含まれます[出典6]。

項目

長浜市の扱い

子ども医療費

高校生世代まで保険診療の窓口負担が無料

保育料(3〜5歳)

無料

保育料(0〜2歳)

市民税額で決定。非課税世帯は無料、第2子半額・第3子以降無料

小学校給食費

令和8年度も無償(手続き不要)

中学校給食費

月額4,900円の保護者負担

施設の数も見ておきたいところです。市の移住サイトによれば、幼稚園8、保育所8、認定こども園17、子育て支援センター9の合計42か所が子育て支援施設として挙げられています[出典6]。子育て支援センターには、のびのびらんどやサンサンランドといった親しみやすい名前の拠点があり、乳幼児と保護者が気軽に過ごせる場になっています。

住まいそのものへの後押しも用意されています。市の「なかなか、いい暮らし応援補助金」は、子育て世帯や若者夫婦世帯の新築取得・中古住宅やご実家のリフォームに使え、最大150万円。申請期間は令和8年4月1日から令和9年3月15日までの先着順で、予算上限に達すると終了します[出典9]。家づくりを検討中なら、早めに枠の状況を確認しておくと安心です。

子育て支援サービスの種類

妊娠中から小学生まで、長浜市には場面ごとに頼れる窓口とサービスがそろっています。

制度の全体像がつかめたところで、実際にどんなサービスを使うことになるのかを、時期ごとに整理していきましょう。妊娠中の健診から、乳幼児期の遊び場、共働き家庭に欠かせない預け先まで、順を追って見ていきます。

健診・予防接種の実施

母子健康手帳の交付から、健診と予防接種の案内は始まります。長浜市では妊娠届を出したタイミングで保健師などとの面談があり、その後も妊娠8か月頃、出産後の新生児訪問と、3回の節目で相談の機会が設けられています[出典7]。転入して間もない方でも、この面談で地域の医療機関や支援先を教えてもらえるので、はじめての土地でも孤立しにくい仕組みです。

乳幼児健診は月齢に応じて実施され、身体の発育だけでなく、ことばの遅れや発達の気になる点を早めに拾い上げる場にもなっています。日程や会場は市の子育て・健康応援アプリ「ながスマ」でも確認でき、予防接種のスケジュール管理にも使えます[出典6]。紙の予診票を探し回らずに済むのは、仕事と育児を並行している家庭にはありがたいところ。

費用面で押さえておきたいのが、医療費助成との線引きです。健康保険が適用される診療が長浜市の子ども医療費助成の対象で、健康診断や予防接種そのものは助成の対象外とされています[出典1]。ただし定期接種は公費で受けられるものが中心で、任意接種の一部にも市の補助がある場合があります。接種券が届いたら、対象期間と自己負担の有無を案内文で確かめておくと安心です。

地域子育て支援センターの役割

未就園のお子さんと日中どう過ごすか。移住を考える方から特に多い不安が、これです。前述の通り、長浜市には地域子育て支援センターをはじめとする子育て支援施設が市内各所に分散して置かれています。人口規模に対して拠点がゆき届いているため、車で10分程度の範囲に通える場所を見つけやすい環境。

センターの名前は「のびのびらんど」「サンサンランド」「あいあいらんど」「こどもらんど」など、地域ごとに親しみやすいものばかり。おもちゃや絵本のある広い部屋で自由に遊べるほか、季節の行事や身体測定、保健師・保育士への相談ができる日も設けられています。

移住してきた家庭にとっての本当の価値は、実は情報より人のつながりかもしれません。同じ月齢の子を持つ保護者と顔見知りになれば、「あの園はどんな雰囲気か」「小児科はどこが混みにくいか」といった、ネットに載らない話が自然と入ってきます。他地域から移住された方にとっても、気軽に立ち寄りやすい相談拠点となっています。 利用は基本的に予約不要のところが多いものの、行事の日は事前申込が必要なこともあるため、初回は電話で確認しておくとスムーズです。

託児・一時保育サービス

保育所に通っていない家庭でも、短時間だけ子どもを預けられる仕組みがあります。長浜市の「パパママ・リフレッシュ託児」は、その名のとおり保護者が息抜きしたいときにも使える一時預かりで、予約はアプリ「ながスマ」から取れます[出典6]。理由を細かく問われないタイプの制度は、実は精神的なハードルがかなり低いもの。

そのほか、市独自のメニューには次のようなものもあります。

サービス

内容

ハッピー子育てチケット

一時預かりなどの利用に充てられる利用券

産後ケア

初回無料、5回目までは減額で利用できます

妊産婦・乳幼児オンライン相談

自宅から画面越しに相談できる窓口

おむつ専用ごみ袋

無料配布。ごみ処理の負担を軽くする支援です

産後ケアは、出産直後の心身がしんどい時期に助産師のケアを受けられる仕組み。里帰りをしない家庭や、両親が遠方にいる移住世帯ほど出番が多くなります。初回無料という設計は、「使ってみないと合うかわからない」という迷いをほどいてくれるはずです。

一時保育は認定こども園や保育所でも実施されていますが、園によって受入枠や曜日が異なります。急な仕事や通院で使いたい日にすぐ入れるとは限らないため、住まいの候補が絞れた段階で、近隣2〜3園の受入状況を電話で聞いておくことをおすすめします。

放課後児童クラブの提供

小学校入学後の預け先が、共働き家庭にとっての次の関門です。長浜市の放課後児童クラブは、公設のものに民間クラブが加わる形の運営。校区ごとに設置されているところが多く、下校後そのまま移動できる形が基本です。

申込の流れには、知っておきたい注意点があります。令和8年度分は令和7年9月8日から申込書類が配られ、受付は同年10月7日から17日までの平日に行われました。この一斉受付期間を過ぎても随時申し込みは受け付けられますが、通所の決定は期間内に申し込んだ方が優先されます。つまり、年度途中の転入だと希望どおりに入れない可能性があるということ。3月や4月の引っ越しを考えている場合は、前年の秋の時点で転入予定を伝えて相談しておくと安全です。

申込方法は持参・郵送・オンライン申請の3通りで、郵送は締切日必着でした。公設クラブはこども家庭支援課の放課後児童クラブ運営室、民間クラブは各クラブへ直接という窓口の違いもあります。なお申込は公設・民間を通じて1か所のみで、複数のクラブに同時に出すことはできません。どちらに申し込むかは、開所時間や長期休業中の対応、送迎の有無を比べて決めることになります。[出典5]

ひとり親支援の取り組み

ひとり親家庭向けの支援も、長浜市のライフステージ別メニューに位置づけられています[出典6]。内容は生活・就労・学びと幅があり、窓口はこども家庭支援課が中心です。手当や医療費に関わる部分は次章でくわしく触れるとして、ここでは日々の暮らしを支える側面を見ておきます。

ひとり親家庭で切実になりやすいのが、預け先と就労の両立です。保育所の利用調整では保育の必要性に応じて判断が行われるため、ひとり親であることは考慮される事情のひとつになります。ただし希望する園に必ず入れるわけではないと市も明記しており、第2希望以降まで含めた検討が現実的です[出典10]。放課後児童クラブについても、勤務形態を具体的に伝えたうえで早めに相談しておくほうが選択肢が広がります。

就労面では、市が保育士就職支援や中小企業者向けの奨学金返済支援といったメニューを用意しており、資格を活かして働きたい方の後押しになります[出典6]。転職とセットで移住を考える方にとっては、住まいと仕事を同じ窓口で相談できるのが地方都市の利点です。

ひとり親支援は、制度を知らないまま使わずに終わってしまうケースが少なくありません。転入手続きのときに、家庭の状況を率直に伝えてみてください。該当する制度をまとめて案内してもらえます。

手当・助成制度について

妊娠中の給付から高校生世代の医療費まで、長浜市はお金の面でも切れ目なく支えてくれます。

サービスの中身が見えてくると、次に気になるのは家計への影響ではないでしょうか。移住や家づくりを考えるとき、住宅ローンや車の維持費と並んで、子どもにかかる費用は毎月じわじわ効いてきます。長浜市が用意している現金給付や負担軽減の仕組みを、時期別に整理してみましょう。

子育て手当の内容

長浜市で最初に受け取れるお金は、妊娠中に始まります。令和7年4月にスタートした「妊婦のための支援給付」は、前述の通り妊娠届後の面談を経て妊娠期と出産後の2回に分けて支給される仕組みです。ここで押さえておきたいのは、双子なら出生後の給付が2人分になること、そして妊娠届提出前に流産・死産となった場合でも、令和7年4月1日以降に医療機関で胎児の心拍が確認されていれば対象になることです[出典7]。

この給付は単に現金が支給されるだけでなく、相談支援と一体となった取り組みです。妊娠届出時、妊娠8か月頃、出生届出後の新生児訪問という3つのタイミングで保健師などが話を聞く「伴走型」の相談とセットになっています。初めての出産で不安が大きい方ほど、この面談が心強く感じられるはずです。

給付以外にも、日常の出費を軽くする細かな仕組みが用意されています。市の移住・暮らし応援サイトでは、ハッピー子育てチケット、おむつ専用ごみ袋の無料配布、産後ケアの初回無料といったメニューが紹介されています[出典6]。金額としては大きくありませんが、こうした支援は「使うたびに助かる」タイプのもの。国の児童手当のような全国共通の制度と合わせて考えると、乳児期の家計はかなり支えられます。

住まいに関わる補助も見逃せません。先ほど触れた「長浜市なかなか、いい暮らし応援補助金」は、新築住宅の取得だけでなく中古住宅や実家のリフォームにも使えるのが特徴です。18歳未満の子どもを扶養する世帯、または夫婦のいずれかが39歳以下であることが条件になります[出典9]。家づくりと子育て費用を同じ時期に抱える世帯にとって、初期費用の山を低くしてくれる制度と考えるとイメージしやすいでしょう。

多子世帯への助成制度

2人目、3人目を考えている方にとって、長浜市の保育料の仕組みはかなり効いてきます。0〜2歳児の保育料は父母の市民税額の合計で階層が決まりますが、第2子は半額、第3子以降は無料。3〜5歳児はそもそも全世帯無料なので、負担が発生するのは0〜2歳の期間だけという整理になります。住民税非課税世帯であれば0〜2歳も無料です[出典3]。

見落とされがちなのが「何人目」の数え方です。長浜市では同一生計の最年長の子から数えるため、上の子が小学生や中学生でも第2子・第3子としてカウントされます。別居していても「生計同一申出書」を出せば人数に含められる扱いです。きょうだいの年齢が離れている家庭ほど、この数え方の恩恵を受けやすくなります。

食費まわりの負担も整理しておきましょう。0〜2歳児は給食費が保育料に含まれる形で、別途の請求はありません。3〜5歳児は無料になる代わりに、給食費や通園送迎費が実費で保護者負担となります。

小学校に上がってからも支援は続きます。令和8年度から国の小学校給食費負担軽減制度を活用し、市立小学校の給食費は原則として全額公費負担で無償です。手続きは不要で、給食の質と量も維持されると案内されています。一方、中学校の給食費は前述の通り保護者負担が残るため、きょうだいが中学に進むタイミングで家計の負担が増える点は見込んでおきたいところです。国から無償化の方針は示されているものの、時期は今後の動向次第です。学用品費などの支援を受けたい場合は、就学援助の申請が別途必要になる点にご注意ください。

医療費助成の詳細

子どもの病院代は、長浜市ではほとんど気にせずに済みます。令和6年4月1日から子ども医療費助成の対象が高校生世代まで広がり、18歳の年度末までが無料の対象です。小さな子どもは中耳炎や発熱でひと冬に何度も受診しますから、この差は大きいのではないでしょうか。

無料になるのは健康保険が適用される費用です。具体的には、入院、通院(歯科を含む)、処方されたお薬、訪問看護、柔道整復の施術療養費が対象になります。ただし健康診断や予防接種など、保険が使えないものは助成の範囲外です。入院時の食事代も対象から外れる扱いになっています。

使い方はシンプルです。市の窓口で申請して「子ども医療費受給券」を受け取り、県内の医療機関では健康保険証と一緒に窓口で提示するだけ。会計時の自己負担はありません。受給券は自動で更新され、小中学生用から高校生世代用への切り替えも手続きなしで行われます。

注意したいのは県外で受診したときです。京阪神や東海方面の実家に帰省中に子どもが体調を崩す、といった場面は珍しくありません。この場合はいったん窓口で自己負担し、後日あらためて払い戻しの申請をする流れになります。領収書は必ず保管しておきましょう。里帰り出産を予定している方は、この手続きを頭に入れておくと安心です。

助成制度は年度ごとに見直されることがあります。金額や対象範囲の最新の内容は、長浜市の公式サイトで確認しておくと確実です。[出典1]

子育て相談窓口とサポート

困ったときに相談できる場所があるかどうかは、制度の金額と同じくらい暮らしの安心を左右します。

お金の支援がどれだけ整っていても、夜泣きが続く時期や離乳食が進まない時期の不安は、制度では埋まりません。引っ越してきたばかりで頼れる親族が近くにいない、という方はなおさらです。長浜市には、妊娠中から就学後まで段階ごとに窓口が用意されています。どこに何を聞けばいいのか、順番に見ていきましょう。

子育て相談の流れ

最初の接点は、妊娠届を出すタイミングです。長浜市では妊娠届出時に保健師などとの面談があります。この面談は書類を出すだけの手続きではなく、体調や仕事の状況、里帰りの予定などを話しておく場でもあります。続いて妊娠8か月頃、そして出産後の新生児訪問と、市が声をかけてくれるタイミングが計3回設けられている形です。前述の給付金は、こうした面談を経て支給される仕組みになっており、お金の受け取りと相談の機会がセットになっている点が特徴です。

移住してきた方にとってありがたいのは、この流れが「こちらから探しに行かなくても始まる」点でしょう。知らない土地で相談先をゼロから探すのは、想像以上に骨が折れるものです。

日常的な困りごとの相談先としては、保健師が対応する子育てコンシェルジュがあり、費用はかかりません。妊産婦・乳幼児向けのオンライン相談も用意されているため、子どもを連れて出かけるのが難しい日でも話を聞いてもらえます。産後の心身がつらい時期には産後ケア事業があり、初回は無料、5回目までは減額される仕組みです。

情報の入り口としては、市の子育て・健康応援アプリ「ながスマ」が便利です。健診の日程や予防接種の記録、一時預かり託児の予約までまとめて扱えるので、移住直後に真っ先に入れておきたいものの一つ。紙のお知らせを見落としがちな共働き世帯ほど、恩恵が大きいはずです。[出典6]

保育所の入所に関する相談は、子育ての相談窓口とは別に、こども家庭支援課などが担当します。申込方法は電子申込フォーム、第1希望園への持参、郵送(簡易書留)の3通りから選べます。受付時間は平日の午前9時から午後4時45分まで[出典10]。仕事の合間に窓口へ行くのが難しい方は、電子申込を軸に考えておくと安心です。

専門家による発達相談

「言葉が遅い気がする」「他の子と比べて落ち着きがない」。この手の心配は、誰かに一度話すだけで見通しが変わることが少なくありません。

発達に関する相談の入り口になりやすいのが、乳幼児健診です。健診は身長・体重を測るだけの場ではなく、月齢に応じた発達の様子を専門職が確認し、気になる点があれば継続的なフォローにつなげる役割を持っています。その場で結論が出なくても、「次はこのタイミングで様子を見ましょう」と道筋が示されるだけで、ずいぶん気持ちが軽くなるのではないでしょうか。

健診や予防接種は健康保険が適用されないため、子ども医療費助成の対象外です[出典1]。ただし予防接種の多くは定期接種として公費で受けられるものが中心で、費用の扱いは接種の種類や年齢によって異なります。制度は見直されることがあるため、対象年齢やスケジュールは市の案内で確認しておくと確実です。

保健師による無料の相談は、発達の心配ごとの初期段階でも使えます[出典6]。診断名がつくかどうかとは切り離して、まずは日々の関わり方の工夫を一緒に考えてもらう、という使い方ができます。ここで整理がついたうえで、必要に応じてより専門的な機関につながっていく流れです。

保育所や認定こども園に通い始めた後は、担任の保育士も心強い相談相手になります。集団の中での姿は、家庭では見えにくいもの。園と市の窓口の双方で状況を共有しておくと、就学時の相談にもスムーズにつながります。先ほど触れたとおり市内には認定こども園を含む子育て支援施設が広く配置されており、身近な場所に専門職がいる環境です。

なお、相談したからといって何かを強制されるわけではありません。ここは誤解されやすいところですが、早めに話しておくほど選べる支援の幅は広がります。

地域のサポートネットワーク

行政の窓口と並んで頼りになるのが、地域子育て支援センターです。前述の支援施設のうち地域子育て支援センターにあたるものが市内に置かれており、のびのびらんど、サンサンランド、あいあいらんど、こどもらんどといった名前で親しまれています。

ここは親子で自由に遊びに行ける場所であり、同時に「ついでに相談できる場所」でもあります。予約して窓口へ行くほどではないけれど誰かに聞いてみたい、という程度の悩みを持っていける気軽さが持ち味。似た月齢の子を育てる保護者と顔見知りになれることも、移住組にとっては大きな価値です。

利用しやすくするための仕組みも用意されています。代表的なものを整理しておきます。

サポート

内容

パパママ・リフレッシュ託児

一時預かりの託児。予約はアプリ「ながスマ」から可能

ハッピー子育てチケット

子育て用品などに使える利用券が交付される

ブックスタート

乳児期に絵本を通じた関わりを後押しする取り組み

おむつ専用ごみ袋

無料で配布

美容院に行きたい、上の子の行事に集中したい。そんな理由でも一時預かりは使えますし、罪悪感を持つ必要はありません。

小学生になると、放課後の居場所が次の課題になります。前述の通り長浜市の放課後児童クラブは公設に加えて民間クラブもありますが、相談の観点で押さえておきたいのは、申込が公設・民間を通じて1か所のみという点です。令和8年度は令和7年10月7日から17日が一斉受付期間で、それ以降も随時受け付けるものの、期間内に申し込んだ方が優先されます[出典5]。どのクラブに出すか迷ったら、受付が始まる前に窓口へ相談しておくのが得策です。年度の切り替わりに合わせて動くのが基本、と覚えておきたいところです。

医療面では、救急告示病院3つに加えて長浜米原休日急患診療所があり、休日や夜間の対応先が確保されています。市内の病院・診療所は82か所[出典6]。急な発熱で慌てる場面は必ず来るので、住まいを決める段階で最寄りの小児科と休日診療所までの経路を確かめておくと、後から効いてきます。

こうした場所を一つずつ知っていくと、「誰にも聞けない」という状態は自然と減っていきます。まずは近くの支援センターに一度足を運んでみるところから始めてみてはいかがでしょうか。

長浜市の子育て環境の現状と課題

支援メニューはかなり手厚い一方、2歳以下の保育枠と地域差は残ります。そこを見越した住まい選びが安心につながります。

制度や窓口の話が続いてきましたが、住み替えを決める前に知っておきたいのは「うまくいっていない部分」のほうかもしれません。長浜市の子育て環境には強みがはっきりある反面、共働き世帯がつまずきやすいポイントも残っています。両面を並べて見ていきましょう。

子育て支援における課題

いちばん気になるのは、やはり保育の入りやすさではないでしょうか。長浜市の待機児童数は令和8年4月1日時点で12人でした。前年の令和7年4月1日は11人で、ほぼ横ばいです。

注目したいのは年齢の内訳です。0歳児1人、1歳児8人、2歳児3人、3歳以上は0人。つまり待機となっているのは全員が2歳以下で、3歳以降は枠が足りている状態です。育休明けの1歳児クラスで復職タイミングと入所が噛み合わないという、都市部でもよく聞く悩みが、長浜市でも同じ形で残っているわけです。

滋賀県全体で見ると、令和8年4月1日現在の待機児童数は102人。前年から233人減り、子ども・子育て支援新制度が始まって以降で最も少ない数字です。待機児童ゼロの市町は9市町ありました。県内で見れば長浜市はまだゼロには届いていない側、という位置づけになります。

もうひとつ押さえておきたいのが、統計上「待機児童」に数えられない層の存在です。県内では、入所申込をしたのに入所できなかった人のうち1,010人が待機児童数から除かれています。特定の園だけを希望している場合や、育休を延長した場合などが該当します。数字が小さいから安心、と単純に読めないのはこのためです。第1希望の園にこだわると、結果として待機扱いにならないまま待つことになる可能性があります。

費用面と施設数では、明るい材料が並びます。3歳から5歳の保育料は無料、0歳から2歳も住民税非課税世帯は無料で、第2子は半額、第3子以降は無料。前述の通り市内の子育て支援施設は幼稚園から子育て支援センターまでひととおり揃っていますが、市域が広いぶん、自宅から通いやすい園がどこにあるかは地区によって差が出ます。車での送迎ルートまで含めて確認しておきたいところです。

今後の展望と改善点

課題はあるものの、支援の方向性は「切れ目をなくす」方向で着実に動いています。金銭面と時期の両方から、ここ数年の動きを整理してみましょう。

項目

内容

時期

子ども医療費助成

高校生世代まで対象を拡充。保険適用の入院・通院・薬などが窓口無料

令和6年4月1日診療分から

妊婦のための支援給付

妊娠届出時と出生後の2回に分けて給付(金額は前述)

令和7年4月開始

小学校給食費

市立小学校で無償化を継続。国の負担軽減制度を活用し手続き不要

令和8年度

給食費については、令和7年度までは市独自の施策で無償化していたものを、令和8年度から国の制度に乗せ替える形になりました。給食の質と量は維持されると市は説明しています。[出典8]一方で中学校は先ほど触れたとおり保護者負担が続いており、この先は国の動きしだいという状況です。小学校のあいだの負担が軽い分、中学進学時の家計変化は頭に入れておくと安心です。

保育の受け皿については、入所申込の仕組みが使いやすくなってきました。令和8年度の申込では、電子申込フォーム、第1希望園への持参、郵送の3方式から選べました。[出典10]放課後児童クラブも公設16か所で一斉受付を行い、オンライン申請に対応しています。[出典5]共働きで平日に役所へ行きにくい方には、この点は実務的にありがたい変化です。

住まいづくりを絡めた後押しもあります。前述の「長浜市なかなか、いい暮らし応援補助金」は、新築住宅の取得のほか、中古住宅や実家のリフォームにも使えるのが住み替え検討時の強みです。申請期間は令和8年4月1日から令和9年3月15日までで、先着順、予算上限に達し次第終了という点は注意が必要です。[出典9]

残る課題を自分たちの計画に落とし込むなら、押さえどころは次の3つです。

  • 1歳児クラスの入所が最も競合するため、復職時期と申込回(第1次・第2次)の組み立てを早めに決めておく
  • 希望園を1か所に絞りすぎない。地区内で通える園を複数リストアップしておくと選択肢が広がる
  • 補助金は先着順のものがあるので、住宅計画のスケジュールを制度の申請期間に合わせて逆算する

支援の中身は年度ごとに見直されます。移住や家づくりの検討を進めるときは、最新の内容を市の公式情報で確かめながら進めていきましょう。

子育て情報

制度は年度ごとに変わります。市の公式サイトとアプリで、必要な情報を自分から取りにいく習慣が安心につながります。

長浜市の支援は種類が多い分、「知らなかったから使えなかった」がいちばんもったいないところです。情報の入口をいくつか押さえておきましょう。

日常的な情報収集の軸になるのが、市の子育て・健康応援アプリ「ながスマ」です。健診や予防接種のスケジュール管理に加えて、パパママ・リフレッシュ託児の予約もアプリから行えます[出典6]。紙のお知らせだけを頼りにしていると、申込期間を過ぎてしまうことがあります。スマートフォンに入れておくだけで、うっかりを防ぎやすくなります。

移住や住み替えを考えている方が、時期を意識しておきたい手続きを整理しました。

内容

時期・金額の目安

備考

保育所・認定こども園(長時部)4月入所の第1次募集

例年10月中旬まで(令和8年度分は令和7年10月7〜17日)

電子申込フォーム・持参・郵送の3通り

放課後児童クラブの一斉受付

例年10月(令和8年度分は令和7年10月7〜17日)

期間外も随時受付だが、期間内申込が優先

妊婦のための支援給付

前述の給付を妊娠届出時と出生後の2回

面談を受けたうえで支給

なかなか、いい暮らし応援補助金

前述の上限額

令和8年4月1日〜令和9年3月15日の申請、先着順で予算上限に達し次第終了

住まいの取得を絡めて考えている方には、この応援補助金が現実的な後押しになります。新築住宅の取得だけでなく、中古住宅や実家のリフォームにも使えるのが特徴です。対象は18歳未満の子どもを扶養する世帯、または夫婦のいずれかが39歳以下の世帯とされています。2026年6月17日時点で申請25件、執行予定額1,657万円という状況でした[出典9]。先着順なので、家づくりの計画段階から市の担当窓口に相談しておくと安心です。

引っ越し前に足を運べるなら、地域子育て支援センターをのぞいてみてください。のびのびらんどやサンサンランドといった施設では、同じ年代の子を育てる家庭の空気感がつかめます[出典6]。ウェブサイトの数字だけでは見えてこない部分が、いちばん判断材料になるのかもしれません。支援施設は前述の通り市内各所に分散しているため、住むエリアによって通いやすい場所が変わります。候補地を絞る段階で、支援センターと園の位置関係も地図で確かめておきましょう。

まとめ

共働きを続けながら、費用を抑えてのびのび子育てしたい20〜30代のご家族には、長浜市はかなり検討しやすい選択肢です。高校生世代までの医療費無料、3〜5歳児の保育料無料と第2子半額・第3子以降無料、市立小学校の給食費無償と、毎月の固定費が読みやすいのが強みです。妊娠届出時と出生後にそれぞれ5万円の給付、地域子育て支援センターや託児サービス、相談窓口も揃っています。気をつけたいのは0〜2歳児の入所時期と、放課後児童クラブの申込期間。園やクラブの位置は住まい選びと直結します。学区や通勤動線を含めた住まいのご相談は、どうぞお気軽にお問い合わせください。

※掲載内容は執筆時点の情報です。最新情報は各自治体・関係機関の公式ホームページをご確認ください。 

出典

  1. [出典1] 子ども医療費助成 | 長浜市 — https://www.city.nagahama.lg.jp/0000011251.html
  2. [出典2] 保育所等入所待機児童数について(令和8年4月1日現在)|滋賀県ホームページ — https://www.pref.shiga.lg.jp/kensei/koho/e-shinbun/oshirase/339236.html
  3. [出典3] 保育所保育料 | 長浜市 — https://www.city.nagahama.lg.jp/0000013334.html
  4. [出典4] 260618時点★【随時更新用】【滋賀県】待機児童数の推移等(H27~) — https://www.pref.shiga.lg.jp/file/attachment/5619219.pdf
  5. [出典5] 令和8年度 放課後児童クラブ申込受付 | 長浜市 — https://www.city.nagahama.lg.jp/0000015996.html
  6. [出典6] 子育て | なかなか長浜 - 長浜市公式 移住・暮らし応援サイト — https://nakanaka-nagahama.lg.jp/childcare/
  7. [出典7] 妊婦のための支援給付 | 長浜市 — https://www.city.nagahama.lg.jp/0000012405.html
  8. [出典8] 小学校給食費の負担軽減制度(いわゆる給食無償化) | 長浜市 — https://www.city.nagahama.lg.jp/0000016515.html
  9. [出典9] 長浜市なかなか、いい暮らし応援補助金 | 長浜市 — https://www.city.nagahama.lg.jp/0000016564.html
  10. [出典10] 令和8年度 保育所・認定こども園(長時部)の利用(入所)申込案内 | 長浜市 — https://www.city.nagahama.lg.jp/0000015824.html


FAQ

よくある質問

長浜市の保育園は入りやすいですか。待機児童はどのくらいいますか。

長浜市の待機児童数は、令和8年4月1日入所時点で12人でした。前年の11人からわずかに増えていますが、内訳は0歳児1人、1歳児8人、2歳児3人で、3歳以上の待機はゼロです。滋賀県全体では同時点で102人まで減っており、0〜2歳の低年齢児をどう預けるかが実質的な検討ポイントになります。育休明けのタイミングによっては希望園に入れない場合もあるため、第1次募集(令和8年度入所では令和7年10月7日〜17日)での申し込みが安心です。


長浜市の保育料はいくらかかりますか。多子世帯の減額はありますか。

3歳児から5歳児までの保育料は無料です。0歳児から2歳児は父母の市民税額の合計で階層が決まり、住民税非課税世帯は無料になります。多子世帯については第2子が半額、第3子以降は無料という扱いです。0〜2歳児の給食費は保育料に含まれる一方、3〜5歳児は給食費や通園送迎費が別途保護者負担となります。


子どもの医療費はいつまで無料になりますか。

長浜市では令和6年4月1日診療分から助成対象が高校生世代まで広がり、18歳の年度末まで対象です。県内の医療機関で子ども医療費受給券と保険証を提示すれば、健康保険が適用される入院・通院(歯科含む)・薬・訪問看護・柔道整復施術療養費の窓口負担がかかりません。健康診断や予防接種など保険適用外のものは対象外です。県外で受診した場合は一度自己負担し、後日払い戻しの申請をします。


妊娠・出産のときにもらえる給付はありますか。

令和7年4月に始まった「妊婦のための支援給付」があります。妊娠届出時の面談後に妊婦1人あたり5万円、出生後の面談を経てお子さん1人あたり5万円が支給される仕組みです。要件を満たせば出産に至らなかった場合も支給の対象になります。金額や手続きは変更される場合があるため、申請前に市の窓口で最新の案内を確認してください。


共働きで小学校入学後も預け先が必要です。放課後児童クラブは利用できますか。

長浜市には公設の放課後児童クラブが16か所あり、そのほかに民間クラブもあります。令和8年度分は令和7年10月7日から17日までが一斉受付期間で、期間後も随時受け付けていますが、通所の決定は期間内に申し込んだ方が優先されます。申し込みは持参・郵送・オンライン申請から選べます。小学校の給食費は令和8年度も無償化され、保護者の手続きは不要です(中学校は月額4,900円の負担)。


SUPERVISOR

この記事の監修者

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奥田 伸之 (オクダ ノブユキ)

  • 業界経験20年
  • 宅地建物取引士
  • 賃貸不動産経営管理士
「不動産歴20年!!豊富な知識でお客様の希望にピタッとくる物件紹介しますよ!」

担当業務:賃貸仲介、賃貸管理、マンション管理、売買仲介、不動産買取・仕入れ、法人対応、リフォーム、リノベーション

性別
男性
年齢
40代
出身地
滋賀県米原市
業界経験
20年
国家資格
宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士
その他資格
少額短期保険募集人、損害保険募集人
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毎週水曜日・第2、第4火曜日
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